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無垢フローリング・羽目板は、『木』そのものの温もりや安らぎを私達に与えます。
日本の四季を通じ、膨張や収縮を繰り返し、空気中の水分を吸収したり放出したりします。
これは『本物』であることの証であり、天然木の特性です。
いつまでも美しく快適に、そして安全にご使用いただく為に、以下の点に十分注意して施工していただき、お手入れにはちょっとした気配りをお願い致します。 |
施工前に現場環境を整えて下さい。
- 床下や壁面の環境がよく乾燥して、風通しがよく、充分に換気されていることを確認して下さい。
- 地盤に防湿処理をしていない場合や湿気が多い場合は、必ず遮湿層を作って下さい。
- 床下地は乾燥材の大引き・根太を使用し、さらに12mm以上の耐水合板を使用して下さい。
- 羽目板を施工する壁下地材も充分に乾燥したものをお使い下さい。
- 下地表面にホコリや砂や汚れ等がない事をよく確認してください。
※床暖房用として誤使用の場合は、床暖房システム機器の工事及び通電検査・試運転等が完了している事をご確認願います。(必ず床暖房対応の無垢フローリングをご使用願います。)
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床材・羽目板の仮ならべ
- 床材・羽目板は天然木のため、一枚一枚色柄が異なります。美しく仕上る為に必ず仮ならべを行い、色・柄のバランスを確認の上、施工して下さい。
- 床材は根太と直交するように割付けてください。
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接着剤の塗布
- 床材裏面にウレタン系接着剤を塗布して下さい。塗布量の目安は150〜200g/uです。
※床暖房用の場合は床暖房システム機器により接着剤塗布箇所に制限があります。
- 羽目板は壁下地の状況により、裏面に床材と同じ接着剤を使用して下さい。
※サネ部には接着剤を塗布しないでください。
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床材貼りこみ
- 部屋の壁際は、壁面(柱・間柱・石膏ボード等)に密着させずに、必ず5mm以上の隙間を空けて下さい。
- 敷居・框・ドア枠等は、床材側面と密着させずに、必ず隙間をあけてください。
- 隣接する床材の貼りこみはきつくせず、0.3mm程度の隙間をあけてください。
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羽目板貼りこみ
- 羽目板の貼り始めと貼り終わりは、5mm以上の隙間を空け、巾木・廻り縁・出入隅等で隠してください。
- 鴨居・窓枠・ドア枠等は羽目板と密着させずに若干の隙間をあけてください。
- 羽目板の各枚の貼りこみ・隣接する出入隅はきつくせず、若干の隙間をあけてください。
- 換気扇・点検口・ダクト・ダウンライト等を取りつける際は、取り付け部と下地の補強を充分に行ってください。
※羽目板を天井部や斜壁面に取り付ける場合は、羽目板裏面に桟木をつけて釘止めし、落下しないよう各枚を充分に連結して下さい。
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床材固定
- 38mm以上のスクリューネイルもしくはフロアーステーブルを床材長辺部の雄サネ部に45度の角度で打ち、根太または下地合板にしっかりと留めてください。
※床暖房用の場合、床暖房システムの釘打ち可能部以外には絶対に釘を打たないで下さい。
- 短辺接合部が隣り合わないように、次に貼る床材を割付け固定します。
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羽目板固定
- 壁下地までしっかりと届く長さの仕上げ釘で、羽目板を固定してください。
※羽目板施工後、壁面に時計・カーテンレール・フック等取り付ける場合は、下地がある場所を確認の上、取り付けたものが落下しないよう充分確認してください。
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養生
- 施工後はキズや水濡れ等から床材を守るため、きれいに清掃し、養生シートを養生テープで留めて充分に養生してください。
- 養生テープを剥がす際は、ゆっくりと剥がしてください。勢いよく剥がすと、表面にキズがついたり、粘着材が残る事があります。また、ご使用前には養生テープの粘着性能を十分に確認ください。
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施工後の環境
- 施工後は換気を充分にしてください。高温多湿の状態で閉め切っていますと、床材・羽目板の反り・突き上げ・収縮の原因となります。また長期間にわたる養生も同様の状況です。
- 施工上の注意以外の方法で施工された場合は、商品性能を保証いたしかねます。
- 商品ならびに施工上ご不明な点は、弊社または取り扱い店までご連絡願います。
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